眼瞼挙筋は、別名「上眼瞼挙筋」とも言いますね。両者はイコールです。

*読み方は「(じょう)がんけんきょきん」と言います。
*眼瞼は「まぶた」という意味です。

眼瞼挙筋が衰えると…!?

眼瞼挙筋は「まぶたを上げる筋肉」として最重要です。

加齢でこの部位が衰退すると、上まぶたを引き上げる力が弱くなり、目の開きが小さくなってしまいます。

年齢とともに眼瞼挙筋は徐々に衰えていくので、通常、まぶたが下がるスピードはゆったりしています。

そのため、目元の変化を意識しないと、なかなか下垂(かすい)の症状に気づきにくいものです。

しかし、眼瞼挙筋の力は年々弱くなっていく一方なので、何も対策しないと上まぶたはどんどん垂れてきてしまいます。

酷くなると「眼瞼下垂症」を引き起こし、黒目の瞳孔(中心部分)にかかるほど、まぶたが下にたるんでしまいます。

すると、目のサイズが小さくなるので、老けた印象が強まりますし、本来の目ヂカラも失われてしまいます。

視界が狭くなることで、「頭痛や肩こり」を併発したり、「うつや自律神経失調症」など精神的なトラブルも誘発します。

まぶたの下垂を予防するには、眼瞼挙筋を鍛えるのが有効です。

眼瞼挙筋のトレーニングを行えば、まぶたを上げる力が強くなり、下垂の症状を予防・改善することが出来ます。

トレーニングで二重がパッチリ!

眼瞼挙筋を鍛えると、目の開きが大きくなるので、パッチリ二重をつくることが出来ます。

筋力アップでまぶたがグッと持ち上がるので、クッキリした二重瞼をつくることが可能です。

特に、奥二重の方は加齢で目の上がたるんで、一重瞼に近い状態になるので、眼瞼挙筋トレーニングで上まぶたを引き上げましょう。

ぱっちり綺麗な二重に憧れる方には、(男女問わず)眼瞼挙筋を鍛えることをお勧めします。

年々、まぶたは下に垂れてくるので、若い方も今からトレーニングで対策しましょう。

二重パッチリ!眼瞼挙筋の鍛え方

二重をパッチリさせる「眼瞼挙筋の鍛え方」を紹介します。

眼瞼挙筋を鍛えると、まぶたを持ち上げる力が強まるので、目のサイズが大きくなりますよ。

まぶたがどんより下がって悩んでいる方は、眼瞼挙筋トレーニングで「パッチリ二重」に改善しましょう。

特に、加齢で二重のラインが弱くなっている方は、トレーニングで「二重の癖」を強くすることが出来ますよ。

くっきりした綺麗な二重まぶたを作るには、眼瞼挙筋トレーニングを習慣にしましょう。

具体的なトレーニングの前に、まずは「眼瞼挙筋の基礎知識」を把握しておきましょう。

眼瞼挙筋の基礎知識

眼瞼挙筋は、「上まぶたを引き上げる筋肉」です。腱膜を介して上まぶたの瞼板(軟骨の板)を引っ張り上げることで、目をパッチリ開く役割を果たしています(*下まぶたには存在しません)。

加齢でこの部位が衰えると、まぶたを開く力が弱まるので、徐々に目のサイズが小さくなっていきます。結果として、本来の目ヂカラが失われると、目元の魅力が半減してしまいます。

現代人はパソコンやスマホの画面を見ている時間が長いので、まばたきの回数が減少して、眼瞼挙筋が衰退しやすい傾向があります。毎日、長時間モニター画面を見てると、まぶたを上げる力が弱まって、徐々に目の開きが小さくなってしまうのです。

若い方でも、まぶたが下がる症状(眼瞼下垂)を引き起こすことがあるので、上まぶたの筋肉を意識的に鍛えて対策しましょう。

トレーニングを習慣にすれば、魅力的な二重をつくることが出来るので、目元の印象を改善したい方には男女問わずオススメの方法です。

以下、具体的に「眼瞼挙筋の鍛え方」を解説します。

眼瞼挙筋の鍛え方

眼瞼挙筋を鍛えるには、眉毛や額の筋肉に頼らずに「上まぶた」だけをグッと持ち上げるのがポイントです。

具体的なトレーニング法は以下のとおり。

  1. まず軽く目を閉じる。
  2. 眉の上に指を当てて、眉毛が上がらないように軽く固定する。
  3. この状態をキープしながら、目をパッと大きく見開く。
    (*眉を動かさないように、上まぶただけをグッと持ち上げる)
  4. そのまま目を大きく開いた状態で5秒キープ。
  5. 5秒たったら、ゆっくり目を閉じる。
    (*これを1セットとして5回ほど繰り返す)

このトレーニングで、上まぶたの「眼瞼挙筋」を効果的に鍛えることが出来ます。

ポイントは、眉や額の筋肉に頼らずに、上まぶたの力だけで目を大きく見開くことです。そのために、眉の上を指で軽く固定して動かなくします。

眉が上がらない状態で目を大きく開こうとすることで、上まぶたの「眼瞼挙筋」を集中的に鍛えることが出来るのです。

逆に、眉の上を固定しないで目を大きく開こうとすると、無意識に眉や額の筋肉に頼ってしまって「眼瞼挙筋」をうまく刺激できません。

これを防ぐために、眉の上を指で押さえた状態で、出来るだけ大きく目を開きます。そして、5秒間キープして「眼瞼挙筋」を刺激することで、この部位を効果的に鍛えることが出来ます。

「眉の上を押さえる」と言いましたが、この時の手や指の使い方は自由です。

要は、目を開くとき眉毛が上がらないように固定できれば良いので、「人差し指・中指・薬指」などを使って眉の上を軽く押さえてください。

例えば、これら3本の指の腹を眉の上から額にかけて当てることで、眉が上がるのを効果的に防止できます。また、人差し指の横腹を使って、眉の上を押さえても構いません。

他にも、指ではなく「手の平」を額に当てることで、眉や額の動きを防ぐことも出来ます。

いずれにせよ、眉毛が上がらないように指や手で押さえた状態で、「上まぶた」だけをグッと引き上げます。そして、5秒ほど目を大きく開いた状態をキープすることで、「眼瞼挙筋」の筋力を効果的に高めることが出来るのです。

眼瞼挙筋を鍛える効果

眼瞼挙筋を鍛えると、まぶた上げる力が強まるので、目をパッチリ大きく開きやすくなります。

放っておくと、筋力の衰えでまぶたは徐々に垂れてきますが、トレーニングで筋力アップを図ることで、下垂の症状を効果的に予防・改善することが出来ますよ(「眼瞼下垂」の対策になります)。

普段の生活では、無意識のうちに、眉や額の筋肉で目を開くことが多くなりがちなので、ぜひ「眼瞼挙筋トレーニング」を実践して、上まぶたの力だけで目を見開くコツをつかんでください。

トレーニングを1~3か月ほど継続すれば、上まぶたの力だけでスムーズに目を見開くことが可能になるので、自然体でも目のサイズが大きくなります。

年齢を重ねるごとに目が小さくなって悩んでいる方は、上まぶたの「眼瞼挙筋」を意識的に鍛えましょう。

トレーニングを習慣にすれば、まぶたの下垂対策や目のサイズアップに役立ちますよ。

二重がパッチリ!

眼瞼挙筋を鍛えることで、パッチリした二重をつくることが出来ます。

筋力アップでまぶたがリフトアップするので、くっきりした綺麗な二重に改善できますよ。

眼瞼挙筋の力が弱いと、まぶたがどんより下がってしまうので、トレーニングで筋力UPして目の開きを大きくしましょう。

目元がどんより冴えない方は、眼瞼挙筋トレーニングをまずは1か月継続してみてください。

徐々に目の開きがスムーズになってきて、目ヂカラUPに役立ちます。

まぶたが垂れている方は、眼瞼挙筋がうまく使えていない可能性もあります。

そのせいで瞼がどんより下がってしまうと勿体ないので、意識的にまぶたを引き上げるトレーニングを行いましょう。

徐々に自然とパッチリ目が開きやすくなって、二重の印象もUPします!

 

 

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