トレーニングをしているのに、上眼瞼挙筋が鍛えられなくて悩んでいませんか?

あるいは、そもそも「上眼瞼挙筋は鍛えられない」と先入観を持っている方もいるかもしれません。

しかし、上眼瞼挙筋も「筋肉」なので、まぶたの筋トレによって鍛えることが出来ます。

具体的なトレーニングの方法はこちらのページで詳しく解説しています。
上眼瞼挙筋を鍛えるトレーニング 【最新】

上眼瞼挙筋を鍛えれば、垂れた瞼が上がりやすくなります。筋力がつくので、目の開け閉めがスムーズになりますし、上まぶたのたるみを予防・改善することが出来ます。

たしかに、エクササイズの効果には個人差がありますが、「筋トレ」を習慣にすることで、重いまぶたが軽く開けられるようになります。機能上の効果だけでなく、外見的にも変化があり、例えば一重まぶたからパッチリ二重に戻すことも可能です。

生まれつき一重まぶたの方が二重になるのは、成功事例はありますが難しいです。

上眼瞼挙筋が鍛えられないのはなぜ? 対処法は?

まぶたの下垂を改善するのに、上眼瞼挙筋を鍛えるトレーニングをしている方は多いでしょう。しかし、筋トレの効果をなかなか実感できない方も、中にはいると思います。

上眼瞼挙筋が鍛えられないのはなぜでしょうか?

原因と対処法を詳しく解説します。

「弾力不足」でたるんでいるケース

実は、上まぶたが下垂するのは、「筋力の衰え」だけが原因ではありません。

まぶたの弾力が低下することで、皮膚がたるんで下垂することがあるのです。

年齢とともに、コラーゲンやエラスチンなど肌の弾力成分が減少すると、まぶたはシワっぽくなったり、下に垂れさがってきます。

上まぶたの筋肉(上眼瞼挙筋)の力は十分でも、まぶたの弾力が不足すると、目の上の皮膚が下に垂れてくるのです。

酷くなると視界が狭くなり、「眼瞼皮膚弛緩症」を引き起こすケースも見受けられます。この症状は皮膚の「弛み」が悪化している状態で、「眼瞼下垂症(筋肉のトラブル)」とは区別されます。

実際、「眼瞼下垂かも?」と思って医師の診察を受けた場合に、「まぶたの弾力低下で皮膚がたるんでいる」というケースは多いものです。筋肉には異常がなく、加齢で弾力が失われている状態です。

この場合、皮膚の「弾力」に問題があるので、上眼瞼挙筋のトレーニングを行っても、まぶたを引き締めるのは難しいでしょう。「鍛えられない」というよりは、そもそも筋力には問題がないのです。

このケースの対処法の一つは、皮膜効果があるアイクリームを使うことです。

オススメは、上まぶた専用アイクリーム【リッドキララ】ですね。

リッドキララは皮膜効果があるので、たるんだ瞼をキュッと引き上げられます。皮膚の表面に皮膜を形成するので、物理的にリフトアップできるのです。

リフト効果には個人差はありますが、二重のりやテープで持ち上げるようなダメージはないのでお勧めです。

さらに、アイクリームなので「栄養を補う」ことも出来ますよ。コラーゲンやエラスチンなどの弾力成分を補って、キューッと引き締めることが出来ます。

「弾力不足」の瞼には、まずはアイクリームで栄養を補ってあげましょう。

皮膚のたるみがひどい場合は、美容整形の「切開法」の手術も検討してみましょう。余分の皮膚や脂肪を切除して「たるみ」を解消することが出来ます。二重のラインを形成する施術もあります。

「挙筋腱膜」に異常があるケース

トレーニングをしても上眼瞼挙筋が鍛えられない場合、「挙筋腱膜」に異常がある可能性も高いです。

実は「上眼瞼挙筋」単独で、まぶたを持ち上げているわけではないのです。「挙筋腱膜」という部位を介して「瞼板」を引っ張ることで、上まぶたを引き上げています。

ですから、「挙筋腱膜」が瞼板から外れたり弛んだりすると、いくら上眼瞼挙筋の力に問題がなくても、まぶたは下に垂れてきます。下垂が酷くなって、「腱膜性眼瞼下垂」を引き起こすケースは多くみられます。

この場合、「腱膜」に問題があるので、上眼瞼挙筋のトレーニングを行っても効果はほとんど期待できません。腱膜が弛んでいると「鍛えにくい」ですし、瞼板から外れていると鍛えるのは「不可能」といっても良いでしょう。

たとえ、まぶたの「筋トレ」で上眼瞼挙筋の力がついても、瞼板を引き上げる力が「ゆるい」と、まぶたをパッチリ大きく開くのは困難です。

腱膜に問題がある場合、自分で治すことは出来ないので、クリニックで医師に相談しましょう。

「腱膜固定術(挙筋前転術)」の施術を受ければ、弛んだり外れたりした腱膜を瞼板に再固定することが出来ます。

長年ハードコンタクトレンズを使用していたり、花粉症のアレルギーで頻繁に目をこする方は、挙筋腱膜にダメージを与えて、「腱膜性眼瞼下垂」を引き起こしやすくなります。基本的に「腱膜の異常」は自分で改善することは出来ません。

ただし、症状が軽度であれば、美容商品で物理的にリフトアップさせることは可能です。
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むくみが酷いと、鍛えられない?

目の周りのむくみが酷いと、まぶたが重たく感じられたり、皮膚が垂れ下がることがあります。

目元がむくんだ状態で、上眼瞼挙筋のトレーニングを行っても、「鍛えられない」というよりは効果を実感しにくいと言えます。

まぶたの「筋トレ」で筋力UPしても、むくみが酷いと皮膚の下垂やたるみは治りません。

現代人はパソコン・スマホ・テレビなど、画面を見ている時間が長いので、目の周りが慢性的にむくんでいるケースが多いです。長時間画面を見ていると、まぶたの筋肉がこわばって、目元の血行が悪くなります。

目元の血液循環が悪いと、余計な水分や老廃物をため込んでしまい、まぶたはむくんで重たく感じられる事があります。

この状態で、上眼瞼挙筋のトレーニングを行ったり、アイクリームでケアしても、たるみを改善するのは困難です。

まずは、目元の血行を促進して、余計な水分や老廃物を排出することが大切です。蒸しタオルを使用したり、生活習慣を見直して、目の周りの血液循環を改善しましょう。

目元のむくみが取れると、上眼瞼挙筋の「筋トレ効果」を実感しやすくなります。