重いまぶたを改善するコツ
疲れ目や睡眠不足でもないのに、「なんだか目が重い」「まぶたが下がる…」と悩んでいませんか?
一時的ではなく、慢性的に「目の上が重い」「まぶたが垂れてくる…」と悩んでいる方は、目元の筋肉が衰えている可能性があります。
加齢で目の周りの筋肉が衰退すると、まぶたが重たく感じられることが多くなります。
特に、もともと腫れぼったい瞼の方は、目元の筋力低下でさらに「重み」を感じて、精神的にもストレスがかかってしまいます。
上まぶたの「重み」や「下垂(かすい)」を悪化させないためにも、トレーニングでまぶたの筋肉を鍛えましょう。
筋力アップのトレーニングを継続すれば、重いまぶたがスッキリ軽くなりますよ(^^)
このページでは・・・
- 重いまぶたを改善する秘訣
- まぶたの筋肉を鍛えるトレーニング
を解説しますので、詳しく一緒にチェックしていきましょう!
重いまぶたを改善する秘訣
重いまぶたを改善する方法の一つとして、「目元を温める」というアプローチがあります。
例えば、蒸しタオルで目の周りの血行を促進して「むくみ」を解消すれば、重いまぶたがパッチリ開きやすくなります。
寝不足や疲れ目でまぶたが重い場合には、「蒸しタオル」を活用して血行不良を解消すれば、重いまぶたの改善に効果的です。
まぶたが「慢性的に重い」場合は!?
たしかに、一時的に目元がむくんでまぶたが重い場合は、蒸しタオルで「温める」ことによって、目の開きを改善することが出来ます。
しかし、慢性的にまぶたが「重い」と悩んでいる方にとっては、(温める方法は)”その場しのぎの解決”にしかならない可能性があります。
常時、「目が重い/開きにくい」「まぶたが垂れる」と悩んでいる方は、目元の筋肉が衰退している(あるいはトラブルが生じている)可能性を疑った方がいいでしょう。
目の周りの筋肉が衰えると、筋力低下でまぶたが下がるだけでなく、皮膚のたるみで目の上が重たくなってしまいます(目の上の皮膚が垂れると、綺麗な二重が「奥二重」や「一重瞼」に変化します…)。
特に、まぶたを上げる筋肉の「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」が機能低下すると、まぶたの下垂が悪化して「眼瞼下垂(がんけんかすい)」を引き起こす恐れもあります。
放っておくと年々悪化するので、目元の筋肉を鍛えて「重いまぶた」を改善しましょう。
以下、まぶたの「筋トレ方法」を詳しく解説するので、さっそく実践してみてくださいね。
重いまぶたの筋肉を鍛えるトレーニング
筋力アップのトレーニングで、重いまぶたを「軽く」改善しましょう。
目の周りの筋肉を鍛えることで、重いまぶたがパッチリ開きやすくなります。
まぶたの「筋トレ」は筋力UPに役立つだけでなく、筋肉をほぐして目元の血行促進にも効果的です。
トレーニングでまぶたの筋肉を増強して、さらに血行不良を改善すれば、垂れたまぶたが持ち上がりやすくなりますよ。
また、目の周りの筋肉を鍛えると、目元のハリが回復して、皮膚の「たるみ」や「下垂(かすい)」を予防・改善できます。
さらに、(一重に見える)奥二重をパッチリ二重に戻す効果も期待できるので、今日から「まぶたのトレーニング」を習慣にしましょう。
まぶたの筋肉の基礎知識
重いまぶたを軽くするには、「眼輪筋」と「上眼瞼挙筋」を鍛えるのが効果的です。
トレーニングに入る前に、まぶたの筋肉の基礎知識を確認しましょう。
■ 眼輪筋(がんりんきん)とは・・・
眼輪筋は「目の開け閉め」に重要な役割を果たしているので、加齢でこの部位が衰えると、まぶたを「開ける」「閉める」機能が低下してしまいます。また、目元のハリを保つのに重要な筋肉のため、筋力低下に伴って「たるみ」や「シワ」などの症状(老化現象)も進行します。
眼輪筋を鍛えることで、「まぶたの開閉機能」を向上させることが出来ます(「目の開け閉め」が楽になります)。
さらに、目元にハリが出るので、シワやたるみの予防・改善効果も期待できます。
老化を防止して目元がパッチリするので、目ヂカラUPに「眼輪筋トレーニング」は効果的です。
■ 上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)とは・・・
上眼瞼挙筋は眼球上部に存在する筋肉で、まぶたを持ち上げるのに重要な役割を果たしています。加齢やダメージの影響でこの部位が衰えると、まぶたを上げる力が弱くなり、自力で目を大きく開くが困難になります。
上眼瞼挙筋を鍛えるトレーニングを行えば、まぶたを上げる力が強くなるので、重いまぶたの改善に役立ちます。
さらに、「眼瞼下垂」の予防・改善にも効果的なので、トレーニングで上眼瞼挙筋の筋力アップを図りましょう。
重いまぶたを鍛えるトレーニング
具体的に、「重いまぶたを鍛えて軽くする」トレーニングメニューを紹介します。
眼輪筋を鍛える「4つの方法」
【1】目の開け閉めエクササイズ
- 目をゆっくり閉じていき、そのままギューッと5秒間、まぶたを強く閉じる。
(5秒たったら、少しづつ力を抜く) - 今度はパッと目を見開いて、そのまま5秒間、まぶたを大きく開いてキープする。
(5秒たったら、少しづつ力を抜く)
*この流れを1セットとして、5回ほど繰り返してください。
このトレーニングで、目の周りの筋肉の「眼輪筋」全体を鍛えることが出来ます。
眼輪筋トレーニングを継続すれば、筋力アップ(+血行促進効果)で「まぶたの開閉」がスムーズになるので、重いまぶたを軽くするのに効果的です。
眼輪筋の筋トレで目元にハリも出るので、「たるみ」の予防・改善効果も期待できます。
瞼がぱっちりが開いて目力がアップするので、美容上も眼輪筋の運動はオススメです。
「5秒目を強く閉じて、5秒目を大きく開ける」…簡単なエクササイズなので、さっそく実践してみましょう。
【2】8の字エクササイズ
- 目を開いた状態で、眼球の黒目を「(倒れた)8の字(∞の形)」を描くように動かす(5回)。
- 反対回りにも5回動かす。
眼球を8の字(∞の形)にぐるぐる動かすことで、眼輪筋を刺激して鍛えることが出来ます。
【3】目を寄せるエクササイズ
- 目を軽く開く。
- 黒目をできるだけ上に寄せて5秒キープ。
- (同様に)下に寄せて5秒キープ。
- (同様に)左に寄せて5秒キープ。
- (同様に)右に寄せて5秒キープ。
*この流れを1セットとして、5回ほど繰り返す。
眼球の黒目を「上下左右」に寄せるトレーニングです。目の周りを刺激して、眼輪筋を鍛えることが出来ます。
【4】まばたきエクササイズ
- 「上下左右・斜め方向」に自由に黒目を動かして、パチパチまばたきする。
- 30秒ほど、この「まばたき運動」を継続する。
黒目を自由に動かして「パチパチまばたきする」だけで、眼輪筋を刺激できます。
上眼瞼挙筋を鍛える運動はコレが一番!
【 上眼瞼挙筋エクササイズ 】
- 目を閉じて、眉の上を人差し指や中指で押さえる。
(*眉毛が動かないように軽く固定した状態) - 眉を動かさないように、上まぶたをグッと引き上げる。
- そのまま目を見開いた状態で、5秒キープする。
- 5秒たったら、ゆっくり目を閉じる。
*この流れを1セットとして、5回ほど繰り返す。
このトレーニングで、まぶたを上げる筋肉の「上眼瞼挙筋」を鍛えることが出来ます。
ポイントは、眉毛や額の筋肉を使わず、上まぶたの力で目を見開くことです。それによって、「上眼瞼挙筋」をピンポイントで鍛えることが出来ます。
眉毛を動かさないように、眉の上に指を当てて軽く固定します(額を手のひらで押さえても構いません)。
“上目遣いする感じ”で、(眉を動かさず)上まぶたをグッと奥へ引き上げることで、上眼瞼挙筋を効果的に刺激できます。
上眼瞼挙筋が衰退すると、まぶたが垂れて重たくなるので、この部位を集中的に鍛えることが大切です。
「(慢性的にまぶたが下がる)眼瞼下垂」を予防できるので、今日から継続的に実践してみてくださいね。
以上の「眼輪筋」「上眼瞼挙筋」のトレーニングは、入浴中や入浴後に行うのがお勧めです。
お風呂の中は湿気があり、目元の血行も良いので、まぶたを柔軟に動かすことが出来るでしょう。また、入浴後に美容液やアイクリームで目元をケアしてから、まぶたの「筋トレ」するのもオススメです。
【Check】こちらもオススメ!
- まぶたを上げるトレーニング法はこちらのページも便利です。
⇒まぶたを上げるトレーニング | 筋肉の運動で「垂れ」を改善! - まぶたを上げる筋肉の「上眼瞼挙筋」の効果的な鍛え方はこちら
⇒上眼瞼挙筋を鍛えるトレーニング【最新】人気記事
重いまぶたが治らない!?
以上のトレーニングを継続しても改善が見られない場合、次の2つの可能性(症状)が考えられます。
肌の弾力成分の減少
加齢でコラーゲンやエラスチンなどの肌の弾力成分が減少すると、まぶたはハリを失って、徐々に下にたるんできます。
「まぶたの筋トレ」でハリの回復効果は期待できますが、弾力成分が大きく減少していると、ハリを取り戻すのが難しくなります。
目元のハリが低下すると、目の上の皮膚が垂れてきて、慢性的にまぶたが重くなってしまいます。
ハリ不足でまぶたが重い場合、アイクリームで肌の弾力を補いましょう。
■ 詳しくはこちらの記事をご参考ください。
⇒ 重いまぶたは「たるみ」のせい?| アイクリームと引き締めのコツ!Check!
上記リンク先のページでは、重いまぶたを引き上げるアイクリームを紹介しています。垂れたまぶたをリフトアップさせて、目元がパッチリするアイクリームは必見です!(「まぶたが下がる悩み」に着目して開発されたクリームです。)
また、重いまぶたの「たるみ」を引き締めるコツも詳しく解説していますので、よかったらチェックしてみてくださいね。
腱膜性眼瞼下垂
(少し難しい話になりますが・・・)
まぶたを上げる筋肉の「上眼瞼挙筋」は、単独で上まぶたを持ち上げているわけではありません。
「挙筋腱膜」という部位を介して「瞼板」を引っ張って、まぶたを持ち上げています。
上眼瞼挙筋の力は十分でも、「挙筋腱膜」にトラブルが生じると、まぶたを上げる力が低下して「下垂」の症状を引き起こします。
これを「腱膜性眼瞼下垂(けんまくせいがんけんかすい)」と言いますが、腱膜が伸びたり、ゆるんだり、外れたりして上眼瞼挙筋の力が低下している状態です。
「腱膜(挙筋腱膜)」に異常があるので、上眼瞼挙筋を鍛えても、まぶたを上げる力はあまり向上しません。
トレーニングをしても、「まぶたが重い」「下垂がひどい」場合は、医師に相談することも検討しましょう。
\ あわせて読みたい /
関連記事
眼瞼下垂を予防するトレーニング法は、こちらの記事をご覧ください。
⇒眼瞼下垂を予防するトレーニング