「むくみ」を今すぐ治したい!

即効性がある「むくみ解消法」を紹介します。

たしかに、むくみを治すには「生活習慣の改善」も大切ですが、朝出かける前にまぶたをスッキリさせたい方は多いと思います。

特に女性は、まぶたがむくんでいるとアイメイクがしづらくなったり、目元が腫れぼったいと人に会うのも嫌になるかもしれません。

そこで、朝出かける前に実践できる「むくみ解消法」を紹介します(もちろん時間帯は問わず、昼や夜にやってもOKです)。

「蒸しタオル」と「温冷療法」が効果的

「蒸しタオル」と「温冷療法」がむくみ取りに即効性が期待できてオススメです。

まぶたの「むくみ」は、目元の血行不良で老廃物や余計な水分をため込んでいる状態なので、滞った血流を「温める」ことで改善しましょう。

さらに、いったん温めた部位を今度は「冷やす」ことで、むくんだまぶたをキュッと引き締めることが出来ます(温冷ケア)。

この「温める」「冷やす」を繰り返す方法を“温冷療法”と言います。「むくみ取り」に最も効果的な方法なので、腫れぼったいまぶたを治したい方は、ぜひ実践してみてください。

「蒸しタオルの作り方・使い方」「温冷療法のやり方」を具体的に解説しますので、さっそく実践してみてくださいね。

まぶたのむくみを「蒸しタオル」と「温冷療法」で治す

血行不良で目元に余計な水分や老廃物をため込むと、まぶたに「むくみ」が生じます。

むくみ取りには、「蒸しタオル」を活用して目の周りを温めるのが効果的です。滞った血液循環が改善されれば、余計な水分と老廃物を外に流して「むくみ」を解消することが出来ます。

また、「温める」「冷やす」を交互に繰り返す”温冷療法”を行えば、さらに血行が良くなり、腫れぼったいまぶたがキュッと引き締まります(温冷ケアは「むくみ解消」に最強の方法と言えます)。

目元の血行が良くなれば、顔の見た目がスッキリするだけでなく、目がパッチリ開きやすくなるので、重いまぶたが軽く感じられるようになりますよ(^^)

以下、詳しく方法を解説します。

蒸しタオルの作り方

蒸しタオルは、別名「ホットタオル」とも言いますね。

作り方はとても簡単です。
濡らしたタオルを電子レンジでチンすれば、蒸しタオルが完成します。

方法は次のとおり。

  1. 薄手のフェイスタオルを用意する。
    (*厚手のタオルは温まりにくい)
  2. タオルを水で濡らして、少し硬めに絞る。
    (*水滴が垂れない程度に絞る)
  3. 絞ったタオルをくるくるとロール状に丸める。
  4. 丸めたタオルを電子レンジで20秒~1分ほど加熱する。
    (*加熱するとき、ラップで包んだり、ジップロックに入れても良い)
  5. “気持ち良い熱さ”になるように調整する。

これで蒸しタオル完成です!

濡らしたタオルを絞り、くるくる丸めて電子レンジでチンするだけです(ラップで包むか、ジップロックに入れて温めれば、衛生的な蒸しタオルが作れます)。

*電子レンジを使う前に、以下の注意点は必ずチェックしましょう。

– 注意点 –
1. 濡らしたタオルは、電子レンジのワット数によって温まる時間が異なります。すぐに熱くなる場合もあるので、最初は「20秒→40秒→60秒」の間隔でタオルの温度をチェックしてください。

2. 濡らしたタオルをラップで包んだり、ジップロックに入れて加熱する場合、(密閉せず)蒸気が逃げるように隙間をつくってください(ジップロックは半分開けておく/ラップはタオルの左右部分を開けておく)。

3. 温度をチェックして”心地よい熱さ”になるように調整し、火傷しないように十分注意してください。

電子レンジ以外の「蒸しタオル」の作り方

電子レンジを使わずに、蒸しタオルを作ることも出来ます。

洗面器などにお湯をはって、タオルを浸して絞ってください。

*熱いお湯だとタオルが絞れないので注意。タオルの両端をぬらさなければ、熱めのお湯でも絞りやすくなります。

「蒸しタオル」の効果的な使い方

蒸しタオルが出来たら、ちょうどいい大きさに折りたたんで、まぶたの上に乗せましょう(そして、気持ちよくリラックス・・・)。

まぶたの上に温かいタオルを乗せることで、滞った目元の血液循環を改善できます。

目の周りの血行やリンパの流れが良くなれば、余計な水分や老廃物を排出して、腫れぼったいまぶたがスッキリ引き締まります。

目元を温めるだけでもいいですが、「むくみ」を効果的に引き締めるには、”冷えるまで”蒸しタオルを継続しましょう。

いったん温まって弛緩した筋肉や血管を今度は「冷やす」ことで、さらに血行を促進して引き締めることが出来ます。

むくみ解消に有効なだけでなく、目がパッチリして気分もリフレッシュできますよ(^^)

…このように蒸しタオルを活用すれば、まぶたの”腫れ”が改善されるので、綺麗な一重や二重に戻りやすくなります(三重まぶたの解消にも有効です)。

*蒸しタオルの温かさを保つ方法としては、ジップロックに入れて使用する方法があります。ジップロックに蒸しタオルを入れて瞼に乗せることで、タオルがすぐに冷えるのを防ぐことが出来ます。

*蒸しタオルの使用後は、化粧水や美容液で保湿ケアして、肌の乾燥を防いでください。

*なかなか瞼のむくみが治らない方は、このプロセスを繰り返すか、以下に紹介する「温冷療法」を行いましょう。

温冷療法で「むくみ」を治す!

温冷療法で「むくみ」を治す方法を紹介します。

温冷療法は、蒸しタオルよりも「むくみ解消効果」が高く、即効性が期待できます。

蒸しタオルだけで「むくみ」が治らない場合、温冷療法も実践しましょう。

温冷療法の基本は、「温める」「冷やす」を繰り返すことです。

むくんだ部位(まぶた)を「温める→冷やす→温める→冷やす…」と数回繰り返して、目元の血行・代謝を促進します。

余計な水分と老廃物を効果的に排出できるので、目のむくみ解消にとても効果的です。腫れぼったい瞼で悩んでいる方は、温冷療法を試してみるのがお勧めです。

具体的には、次の3通りの方法があります。

  • 蒸しタオルと冷水を交互に使う方法
  • 蒸しタオルと冷やしタオルを交互に使う方法
  • 温水と冷水を交互に使う方法

以下、詳しく解説します。

蒸しタオルと冷水を交互に使う方法

先ほどと同様に、蒸しタオル(ホットタオル)を用意します。蒸しタオルと冷水を交互に使って、温冷療法を行います。

具体的には次のとおり。

  1. 蒸しタオルを30秒~1分ほど瞼に当てる。
    (*顔全体に当てても良い)
  2. 蒸しタオルを取って、冷水で軽く洗顔する。
    (*洗面台で普通に洗顔すれば良い)

「蒸しタオル→冷水洗顔」を数回くり返してください。「温める」「冷やす」を交互に行うことで、滞った血液循環を改善して、まぶたに溜まった水分や老廃物を排出できます。

単に「蒸しタオル」だけ使用するより、「冷水洗顔」を加えることで、腫れぼったい瞼がスッキリ引き締まりやすくなります。

*この温冷療法も、むくみが原因の「三重まぶた」などのトラブルを解消して、綺麗な一重や二重に戻すことが出来ます。

蒸しタオルと冷やしタオルを交互に使う方法

「冷水洗顔」の代わりに、「冷やしタオル」を使用する方法もオススメです。

  1. 「蒸しタオル」と「冷やしタオル」を用意する。
    (*冷やしタオルの作り方は、冷たい水(夏場は氷水)にタオルを浸して絞ってください)
  2. 「蒸しタオル」を30秒~1分ほど目元に当てる。
  3. 「蒸しタオル」を取って、今度は「冷やしタオル」を30秒ほど目元に当てる。
    (*タオルは顔全体に当てても良い)

「蒸しタオル→冷やしタオル」を1セットとして、3回ほど温冷ケアを行ってください(むくみが酷い場合は5回ほど行う)。

温冷タオルを使って「温める」「冷やす」を交互に行うことで、目元の血行不良を改善して、まぶたのむくみを引き締めることが出来ます。

温水と冷水を交互に使う方法

最後に紹介するのは、タオルを使わない方法です。

洗面台で「お湯」と「水」で交互に洗顔します。

「お湯」で30秒ほど洗顔したら、今度は「水」で20秒ほど洗顔しましょう。

これを3セット繰り返してください(*熱すぎるお湯は使わないように注意)。

蒸しタオルを作るのが面倒な方は、この「温冷洗顔法」がお勧めです。

顔全体の血行・代謝を促進できるので、顔や目のむくみ解消に効果的です。

最後は「水」で洗顔して引き締めます。

「温冷療法」の後は、化粧水や美容液で保湿ケアを行ってください。

*なお、「温冷療法」の最後は「温」ではなく、「冷」で終わると効果的です(ただし、冷やしすぎるのも良くないです)。

目のむくみの「解消効果」を高める!

蒸しタオルと温冷療法は「むくみ解消」に効果的ですが、さらにリンパマッサージと眼輪筋運動を行うと解消効果を高めることが出来ます。

一度やり方を覚えると“一生使える方法”なので、この際、リンパマッサージと眼輪筋運動を習得しましょう!

リンパマッサージで効果を高める!

蒸しタオルや温冷療法で目元の血行を促進をすると、溜まった老廃物を排出してむくみを改善することが出来ます。

このとき、さらに「リンパマッサージ」をすると、リンパ液を流して老廃物の排出に効果的です。

蒸しタオルや温冷ケアが終わったら、リンパマッサージを実践しましょう。やり方は簡単で、美容液やアイクリームで保湿ケアするときに同時に行うことが出来ます。

具体的な方法は・・・
クリームをまぶたに塗ってから、「目頭→目の上→目尻→耳の傍(リンパ節)」まで優しくマッサージしてリンパ液を流します。

中指と人差し指(あるいは薬指)を使って、目頭から目尻、そして耳の横まで順にゆっくりマッサージしてください(5回ほど)。

「プッシュマッサージ」も効果的です。

方法は・・・
目の上の「骨の内側部分」を顔の中心から外側へ、優しく親指でプッシュしてマッサージします。

「親指の横腹」を少しずつ(外側へ)ずらしながら、目の上の「骨の際」をプッシュして血液・リンパの滞りを解消します。

目の下も同様に、軽くプッシュしてマッサージしましょう。

涙袋の少し下あたりを中指か薬指で優しく押して、顔の中心から外側へ少しずつマッサージしていきます。

目の下の骨あたりを軽くプッシュして、滞った血液・リンパの流れを改善しましょう(5回ほど)。

リンパマッサージは、目のむくみ解消に効果的なので、蒸しタオルや温冷療法の後に行ってみてください。

目の周りはとても敏感なので、クリームやジェルでケアしてから優しくマッサージするのがお勧めです(^^)

「眼輪筋の運動」でむくみを解消!

眼輪筋の運動も、目のむくみの解消に効果的です。

眼輪筋(がんりんきん)とは・・・
眼球をドーナツ状にぐるりと囲む筋肉です。目の開け閉めに重要な役割を果たしてきます。

眼輪筋の運動を行うと、目の周りの筋肉をほぐして、目元の血行不良を改善することが出来ます。余計な老廃物や水分を排出できるので、むくみの解消効果が期待できます。

「眼輪筋運動」はとても簡単なので、蒸しタオルや温冷療法を行った後に実践しましょう。

具体的なやり方は・・・

  1. 目をギューッと5秒強く閉じる。
  2. 今度は、目をパッと見開いて5秒キープする。
  3. (*これを1セットとして、5~10回繰り返す)

この簡単な目の開け閉め運動で、「眼輪筋」をほぐして、目元の血行を促進することが出来ます。

普段ふつうに生活していると、「目を強く閉じる」「目を大きく開ける」という機会は少ないと思いますので、眼輪筋が凝り固まっている可能性があります(特に、スマホやパソコンの使用時間が長いと、目元の筋肉が緊張します)。

筋肉のこわばりで血行不良が続くと、目に「むくみ」が出来るだけでなく、老廃物が蓄積して徐々に「たるみ」などの老化現象を引き起こします。

眼輪筋の運動を行えば、血行を促進して「むくみ」を緩和できるので、皮膚の「たるみ」を予防することが出来ます。

また、「眼輪筋運動」を継続すれば、目の周りの筋肉が鍛えられるので、まぶたの「たるみ」の改善効果が期待できます。

ホットタオルや温冷ケアを行った後、「眼輪筋運動」を実践してみてください。

*日々継続すれば、眼輪筋が筋力アップして重いまぶたが上がりやすくなります。目がパッチリするので、一重や二重の目ヂカラが強くなります。

目の「むくみ」の原因と対策

目に「むくみ」が出来る原因は・・・

  • 目の疲れ・眼精疲労
  • 体の疲れ・体調不良
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 寝すぎ
  • 塩分やアルコールの摂り過ぎ
  • 目をこするダメージ(毛細血管の損傷)

…など様々な要因が挙げられます。

特に、現代人はパソコンやスマホで目を酷使することが多いので、慢性的に目元が緊張して「むくみ」が現れやすい傾向があります。

目のむくみを治すには、「蒸しタオルや温冷療法、リンパマッサージ、眼輪筋運動」などが効果的ですが、同時に「生活習慣を見直す」ことも大切です。

目を酷使せずこまめに休息をとったり、しっかり睡眠時間を確保することで、目のむくみは取れやすくなります。目元だけでなく、体の疲労を回復させるためにも「良質な睡眠」は必須です。

また、運動不足を解消すると、体の血行や代謝機能が向上して、むくみの解消効果が期待できます。激しい運動でなくても、ウォーキングや筋トレ、ストレッチなどでもOKです。

その他、「寝すぎ」「塩分やお酒の過剰摂取」「瞼をこするダメージ」なども、目のむくみの原因になるので気をつけてください。

蒸しタオルや温冷ケアも有効ですが、長期的に「むくみ」を対策するなら生活習慣を改善することが大切です。

健康的な生活を心がければ、まぶたの「たるみやシワ」などの老化現象も予防できます。