加齢でまぶたが重くなる!?
「睡眠不足でもないのに、最近まぶたが重くなってきた…」と感じる方は加齢の影響が考えられます。
年齢が上がるにつれて目元の皮膚が老化したり、目の周りの筋肉が衰退することで、まぶたが重たく感じられることが多くなるのです。
まだ若くても、厚みがある腫れぼったい瞼は、重力の影響でだんだん下に垂れてくるので油断は禁物です。
年を重ねるごとに目の上の「重み」は悪化する恐れがあるので、早めに「原因と対策」を詳しくチェックしておきましょう。
加齢でまぶたが重い! 原因と対策
加齢でまぶたが重くなるのは、男女ともに共通しています。
主な原因は次の3つです。
- まぶたのたるみ
- 血行・代謝の悪化
- 眼瞼下垂
年を取ると、男女問わずこれらの症状が現れるので、まぶたは下がって「重み」を増していきます。必ずしも「重量が増える」というわけではなく、皮膚が下垂気味になるので重たく感じられてしまうのです。
一つ一つ順に、原因と対策を詳しくチェックしましょう。
【原因1】まぶたのたるみ
加齢でまぶたにたるみが出来ると、目の上の皮膚が垂れ下がって重たく感じることが多くなります。
自然な老化現象としてまぶたは徐々にたるんできますが、皮膚がゆるくなって下に伸びてくるので、若い頃より目が重たく感じられることが増えてきます。
たるみの主な原因は、「まぶたの弾力と筋力の衰え」です。
年齢とともに、コラーゲンやエラスチンなどの肌の弾力成分が減少すると、まぶたはハリを失って、徐々にしわしわとたるんできます。また、目の周りの筋肉(眼輪筋や上眼瞼挙筋)が衰退すると、上まぶたが持ち上がりにくくなり、下に垂れてきてしまうのです。
男女問わず、年を取って目元の弾力と筋力が不足すると、まぶたがたるんできて「重い」と訴える方が増えてきます。
まだ若くても、まぶたの皮膚は薄くデリケートなので、洗顔・クレンジング・アイプチなどのダメージで、目の周りの皮膚がたるんでいる女性は多く見受けられます。
特に、腫れぼったい瞼は、通常より脂肪が多い分、重みで垂れてきやすい傾向があります。元々、脂肪が多く厚みがある瞼は重く感じられやすいですが、加齢で皮膚がたるむと余計に重力の影響を受けてしまいます。
たるみの症状
たるみの症状としては、若い頃よりまぶたの重みが増して違和感を感じたり、重みのせいで精神的にだるく(眠く)なってしまう方もいます。
まぶたが下がって視界が狭くなるので、「頭痛や肩こり」を併発したり、「うつ・めまい・自律神経失調症」などの精神疾患を引き起こすこともあります。
もちろん内的な問題以外にも、外見上、実年齢より老けて見られたり、目元が垂れて「なんだか眠そう」「元気がない」などとネガティブなイメージを持たれてしまうことも多くなります。
たるみが悪化すると改善するのが難しいので、症状が軽いうちに早めに対策するのがお勧めです。
たるみ対策
まぶたのたるみ対策に、「引き締め効果」を実感しやすいアイクリームとエクササイズを紹介します。
アイクリームで引き締める
重いまぶたに使うなら、上まぶた用アイクリーム【リッドキララ】がオススメです。
リッドキララを使えば、肌のコラーゲンとエラスチンを同時にサポートして、失われた弾力をしっかり補うことが出来ます。たるんだ瞼をキュッと引き締めることが出来るので、目の上に悩みがある方に私はいつもコレをお勧めしています。
リッドキララは皮膜効果があるので、塗ってすぐ、たるんだ瞼をキュッと引き上げることが出来ます。皮膚の表面に「皮膜」を形成して物理的にリフトアップさせるので、目元の印象がパッチリ若々しい感じになりますね(^^)
まぶたが重くて悩んでいる方に、真っ先にオススメしたいアイクリームはコレですね。リッドキララなら、しっかり栄養を補うだけでなく、内側から引き締めてパッチリするので、悩んでないでまずはコレを試してみるのがいいと思いますよ。
目元にハリを出す即効性もあるので、毎日とても重宝するアイクリームです。上まぶた用の濃厚なジェルタイプのクリームなので、目の上の悩みにしっかりアプローチできます。
エクササイズでまぶたの筋肉を鍛える
加齢の影響で、目の周りの筋肉の「眼輪筋」と「上眼瞼挙筋」が衰退すると、まぶたがたるんで重たくなってきます。
眼球をドーナツ状に囲む「眼輪筋」は、目の開け閉めに重要な役割を果たしています。この部位が衰えると、目元のたるみやドライアイを引き起こし、まぶたがスムーズに機能しなくなります。
一方、「上眼瞼挙筋」は、上まぶたを持ち上げる筋肉として最重要です。年を取ってこの部位が衰えると、まぶたがスムーズに上がらなくなり、ひどく下垂することもあります。
目元の筋力低下で「まぶたが重い」と感じる方は、エクササイズをして予防・改善しましょう。
まぶたの筋肉を鍛えれば、筋力UPでたるみ対策になるだけでなく、目の周りの筋肉をほぐして血行を促進することが出来ます。目元の血液循環が良くなれば、重いまぶたが軽くなります。
眼輪筋トレーニング1
- 目をゆっくり閉じていき、そのままギューッと5秒強く閉じる。
- 今度は、パッと目を見開らく。
- 目を見開いた状態で5秒キープ。
(*これを1セットとして5回ほど繰り返す)
この目の開け閉め運動によって、眼輪筋を鍛えることが出来ます。目元の筋肉をほぐして血行不良も改善できるので、重いまぶたが軽くなりますよ。
「目を強く閉じて5秒キープ」「目を強く開けて5秒キープ」を繰り返す簡単トレーニングです。
眼輪筋トレーニング2
もっと簡単な方法としては、眼球を360度ぐるぐる回したり、∞(無限)の形に動かしたりすることで眼輪筋を鍛えることが出来ます。
また、黒目を上下左右・斜め方向に自由に動かして、パチパチまばたきする方法でも眼輪筋を刺激できます。
試しに、眼球を360度ゆっくり動かしながら、小刻みにパチパチまばたきしてみてください。
上眼瞼挙筋トレーニング
- 軽く目を閉じる。
- 目を閉じた状態で、眉毛の上(額)に両手を当てる。
- 眉毛と額が動かないように、目を大きく開いて5秒キープする。
- ゆっくりまぶたを閉じて、目を休める。
(*これを1セットとして5回ほど繰り返す)
このトレーニングで上眼瞼挙筋を鍛えれば、重いまぶたが軽く持ち上がりやすくなります。
上眼瞼挙筋を鍛えるポイントは、眉毛と額の筋肉を使わずに、まぶたの力だけで目を見開くことです。そのために、両手で眉毛の上(額)を押さて眉が上がらないようにします。この状態で、目を見開いて5秒キープします。
初めは難しいかもしれませんが、繰り返すと慣れてきます。
【原因2】血行・代謝の悪化
年齢が上がるにつれて、目元の血行と代謝機能は悪化します。
血行不良で代謝力が衰えると、まぶたに余計な水分や老廃物をため込んで、目の上がむくんで重たく感じられます。さらに、必要な栄養や酸素を取り入れにくくなるので、皮膚の老化が加速してしまいます。
「血行・代謝」が悪くなると、目元にむくみが出来るだけでなく皮膚がたるんでしまうので、まぶたは下がって重みを増していきます。
対策
体や目元の「血行・代謝」を改善するには、食事・睡眠・運動など健康的な生活を心がけることが基本です。特に、運動不足の方は、適度に体を動かすことで血行を促進することが出来ます(先ほど紹介した「眼輪筋トレーニング」でも血行不良を改善できます)。
現代人は、パソコン・スマホ・テレビを見ている時間が長いので、目元の緊張が続いて、まぶたが慢性的にむくんでいることも多いです。画面を長時間見ていると瞼が重たくなるだけでなく、眼精疲労やドライアイで目の開け閉めにトラブルが生じることもあります。
目を休めたり、意識的にまばたきをして涙の分泌を促進しましょう。蒸しタオルで目元を温めると、目の疲れが取れるだけでなく、まぶたの動きもスムーズになります。
まぶたが重くて悩んでいる方は、目元の血行・代謝を促進することも重要です。
【原因3】眼瞼下垂
「眼瞼下垂」は男女問わず、中高年に多い症状です。
上眼瞼挙筋の力が弱くなり、上まぶたが持ち上がりにくくなる症状のことを言います。
加齢性の眼瞼下垂は、多くは「腱膜性眼瞼下垂」です。加齢や外的ダメージの影響で、挙筋腱膜が瞼板から弛んだり外れたりすると、上眼瞼挙筋の力が弱くなるので上まぶたが垂れ下がってしまうのです。
眼瞼下垂になると瞼が重くなるので、若い頃より目の開きが小さくなります。目が垂れて老けた印象が強まりますし、なんだか眠そうな顔立ちになってしまいます。
重度の眼瞼下垂になると、まぶたが酷く垂れ下がって視界が狭くなり、日常生活に支障をきたすケースもあります。「頭痛・肩こり・首こり・うつ・自立神経失調症」などのトラブルも併発します。
眼瞼下垂の対策
自然な老化現象として上眼瞼挙筋の機能は低下しますが、上まぶたに頻繁にダメージが加わると挙筋腱膜の”ゆるみ”を引き起こして「腱膜性眼瞼下垂」に繋がります。
例えば、次のような習慣はまぶたにダメージを与えて「眼瞼下垂」の原因になります。
- 洗顔やクレンジングの時、まぶたをゴシゴシ強くこする
- ハードコンタクトレンズの長期使用
- 花粉症で目をこする
- 眼精疲労やドライアイ
眼瞼下垂の予防には、まずは目の周りに強いダメージを与えないことが大切です。また、パソコンやスマホで眼精疲労やドライアイになると、上眼瞼挙筋に強い負担がかかるので注意しましょう。
眼瞼下垂が軽度であれば、美容商品(アイプチやアイテープ)で外見上は改善することが出来ます。また、先ほど紹介した【リッドキララ】(上まぶた用クリーム)を使えば、皮膜効果でキュッと瞼を引き上げることが可能です(物理的にリフトアップして、目元の印象がパッチリします)。
リッドキララは(アイクリームとして)ちゃんと栄養を補って引き締めることが出来るので、アイプチよりもお勧めです。
ただし、美容商品では根本的に眼瞼下垂を治すことはできません。特に腱膜性眼瞼下垂は、「挙筋腱膜」にトラブルが生じているので、手術をしなければ基本的に改善することは不可能です。
もし眼瞼下垂の症状が重度であれば、早めに医師に相談するのが良いでしょう。美容外科や形成外科で余分な皮膚を切除したり、外れた腱膜を再固定することで改善できます。
眼瞼下垂が治れば、目の開きがスムーズになるので、重いまぶたも昔のように軽くなります。