目元は顔の印象を左右する重要なパーツ。特にまぶたのたるみは「老け顔」の原因にもなるので、一刻でも早く解消したいものですよね。

けど、その前に…

Q. これって「たるみ」で合ってる?
Q. それとも「むくみ」!?

と素朴な疑問を持つ方も多いでしょう。

Q. 両者の違いはなに?
Q.「むくみ」は「たるみ」の原因になるの!?

このページで疑問を解消しましょう。

まぶたの「たるみ」と「むくみ」の違いとは?

まぶたの「たるみ」と「むくみ」の違いは、一体どこにあるのでしょうか?

まずは「むくみ」の原因をチェックして、両者の関係を理解しましょう。

まぶたがむくむ原因は?

体が疲れているときや眼精疲労が酷いとき、まぶたにむくみが出やすいと言えます。

仕事で忙しいときや目が疲れているとき、まぶたが腫れぼったくなったり、垂れて見えることはありませんか?

とくに現代人はパソコン・スマホを長時間使うため、まぶたがむくみやすい傾向があります。

長い時間、PC・スマホの画面を見続けると、目元の緊張が続いて、まぶたの血行状態が悪くなります。血行が悪くなると瞼にむくみが生じやすく、時に垂れてくることもあります。

PC・スマホ・テレビなどで目に負担がかかる生活を続けていると、まぶたのむくみが慢性化してしまうケースも多いです。さらに、仕事や家事で忙しく疲れがなかなか取れないと、むくみは改善されないばかりか悪化してしまうことも多いと言えます。

瞼のむくみ対策を考える場合、現代では「体の疲れ」だけでなく「目元の疲れ」にも注意する必要があります。仕事でも娯楽でも、常に目を酷使し続けていることにより、血行不良で「慢性的な瞼のむくみ」が生じている可能性があります。

むくみ=たるみ ?

目元の血流が悪くなり瞼にむくみが生じると、皮膚がたるんで見えることがあります。この点から「むくみ=たるみ」と言うこともできるかもしれません。

しかし厳密には、たるみの主な原因は「加齢による弾力不足・筋力不足」であるのに対して、むくみの主な原因は「(体・瞼の)疲れやストレスによる血行不良」と言えます。

一般に、年齢とともに皮膚の弾力・筋力が衰えると、まぶたは重力に逆らえなくなり「たるみ」が生じてきます。これ対して「むくみ」は、特に加齢が原因というわけではありません。先ほども言ったように、「目の疲れ」や「体の疲れ」による血流悪化がむくみの原因になります。

慢性的に目元がむくんでいると、瞼の皮膚がたるんでいるように見えますが、厳密には「たるみ」とは区別されます。

むくみ+たるみ=今の状態?

疲れが取れてすぐにむくみが引くなら問題ありませんが、「慢性的なむくみ」の場合は加齢の影響も考えられます。

単に体の疲れやまぶたの血行不良だけでなく、加齢による弾力不足・筋力不足も影響している可能性があります。

40歳を過ぎていれば、目元の「慢性的な血行不良」「弾力不足」「筋力不足」などの複合的な要因が、まぶたの不具合を引き起こしていると考えていいでしょう。

現代ではテレビだけでなくPC・スマホが普及し、目元は常に緊張・ストレスにさらされています。まぶたは「慢性的な血行不良」になり、むくみが生じやすいのは当然と言えます。

また、40代・50代・60代と年齢が上がるにつれて、皮膚の弾力や筋肉は徐々に衰えていきます。まぶたが「弾力不足」や「筋力不足」になると、皮膚にたるみが生じて垂れ下がってしまいます。

ですから、40歳を過ぎている方は、複合的な要因で「むくみ」と「たるみ」が同時に生じている可能性が高いと言えます。結果として、「まぶたが垂れて上がらない」「目がパッチリ開かない」「上瞼が重く感じる」…といった症状が現れるのです。

まぶたの「むくみ」が「たるみ」の原因になる!?

まだ若くても、慢性的にまぶたがむくんでいる方は注意が必要です。常に皮膚がむくんだ状態だと、それだけ大きな負担がまぶたにかかっています。

まぶたを引き上げる筋肉は眼瞼挙筋というのですが、とても薄い筋肉なのでダメージを受けやすいと言えます。ダメージが蓄積して筋力が衰えれば、徐々にまぶたにたるみが生じてしまいます。

また、瞼がむくんでいると血行状態も悪いため、新陳代謝や栄養循環も悪くなっていると考えられます。結果として、肌のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの成分が減少すると、まぶたの弾力は徐々に失われ皮膚が垂れてきてしまいます。

まぶたが慢性的にむくんでいると、目元が腫れぼったく垂れて見えるだけでなく、筋力や弾力の減少につながり「たるみ瞼」の原因になってしまうケースもあるのです。

PC・スマホでまぶたがたるむ!?

先ほど、PC・スマホで目が疲れると「むくみ」が生じやすいと言いましたが、「たるみ」の原因にもなります。

パソコン・スマホを見ている時はまばたきの回数が減少し、顔の表情の動きも少なくなります。表情筋や目の周りの筋肉(眼輪筋や眼瞼挙筋)が使われることが少なくなると、他の体の部位と同じように筋力は衰えてきます。筋力の衰えは「たるみ」の原因になり、眼瞼下垂といった症状も現れてきます。

また、ドライアイなどで目が乾燥すると、まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)に大きな負担がかかります。眼瞼挙筋にダメージが蓄積すると、まぶたがスムーズに上がりにくくなってしまうことがあります。

さらに、目の疲れや乾燥で痒みが生じると、ついこすってしまいがちですが、軽い刺激でもまぶたは腫れてしまうことがあります。徐々にダメージが蓄積すると、皮膚がゆるんで垂れてきてしまいます。

このようにパソコン・スマホは、短期的に「むくみ」の原因になるだけでなく、長期的に「たるみ」を引き起こす要因にもなってしまいます。PC・スマホによる「目の疲れ」「筋力の衰え」「乾燥」「ドライアイ」は、上まぶたがたるむ原因になるので注意が必要です。

まとめ

まぶたの「むくみ」と「たるみ」は厳密には区別されますが、40歳を過ぎていれば、両者が同時に現れているケースは多いと言えます。

とくに現代ではパソコン・スマホの使用が多いため、慢性的にまぶたにむくみが生じやすいと言えます。さらに、PC・スマホによる目の酷使は「むくみ」だけでなく「たるみ」の原因にもなり、年齢とともに両者が同時に現れてきます。

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